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「グルメの街で脂肪税」コペンハーゲンから

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デンマークの街、コペンハーゲン。現地ではケベンハウン(København)と発音されますが、「商人の港」という意味で、その名の通り長い間ポート・シティーとして栄えてきた街です。

今は「北欧のパリ」と呼ばれるほど街並みはシックでお洒落、グルメ度も高くこの小さな街にミシェラン星付きレストランがなんと10件ほどもあるそうです。最近スタイリッシュな市場も開設され、肉、魚、野菜、チーズ、ワイン、スパイス、菓子などが美しく並び、通りのあちこちには美味しそうなチョコレート屋さんやケーキ屋さんも目立ちます。こんな光景をみるだけで、この街の人たちが美味しいもの、甘いものに目がないというのが頷けます。

そのデンマークで、今秋10月1日からFat Tax(ファット・タックス)を導入、世界で初めてということもありヨーロッパ中をあっと驚かせました。このファット・タックス「脂肪税」はバターやチーズ、牛乳などの乳製品、肉類、食用油、加工食品など、飽和脂肪酸が2.3%以上の食品に対して課されます。

「より健康な生活で、平均寿命を延ばしましょう!」と、成人病の原因となる高脂肪食品の摂取を控えようという政府の考えですが、今後10年で国民の平均寿命が3年延びるだろうと言われています。「健康も大事だけれど、精神的ストレスがかかるのでは?」と、甘いもの好き、脂っこいもの好きの人たちに対する同情の声も周辺の国々で囁かれています。

こんな法案がスルリと議会で可決するというのも日本では考えられないことですが、デンマークは最近、初の女性首相が就任したばかり。その閣僚メンバー23名の平均年齢は43歳で、そのうち女性が9名、26歳の史上最年少閣僚までいるというのですから驚きです。このファット・タックスの是非はともかく、若者、そして女性パワーが国の命運を左右するというのは十分頷けますね。

  • 小橋敦子 (ジャズピアニスト、翻訳家)
  • www.atzkokohashi.com
  • 2005年よりオランダ、アムステルダム在住

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