山本賀世子の 「2011年パリのエステ」以外のパリのお話 (その3)

1月のパリは街中"ソルド"(バーゲン)です。何とソルドも政府が指定した日程に、どんな高級ブティックも例外なく行わなければならないのです。
2011年の冬は1月12日(水)から2月15日(火)までのようです。夏も同様に6月の最終水曜日から始まり1ヶ月間です。ちなみに今年の夏は6月22日から7月26日までと発表されていました。
当然エルメスもシャネルもソルドです。"新聞「ル・フィガロ」に日程が出てたよ"、と友人におしえられたのでエルメスのソルドに行ってきました。
普通は、ブティック内で行うことが多いのですが、エルメスは毎回、特別会場を設けて行います。期間は4日間です。初日午前10時に会場に行ったら、すでに長蛇の列。警備員のおじさんが"4〜5時間待ち"と言っているのを小耳に挟んだので、その日は退散です。
午後3時のジョエル・シオコのランデブーに遅れてしまいますから。それで、3日目の朝、再度チャレンジ。今度は待つことなくすっと入れました。
入り口でコートと大きな荷物はクロークに預けます。その後係員がエルメスの製品を持っていないかチェック、もし持っていたら、それが何かを報告して紙に書いてもらい、帰りの出口のところで照らし合わせる、ということをします。
そしてやっと会場です。スカーフ、ネクタイ、帽子、洋服、小物類、靴と一応全商品が並んでいますが、ここ4〜5年は革のハンドバッグは見かけません。商品にはすべてソルドのSマークが消えないインクでスタンプしてあります。日本人もいっぱい押しかけていて、特にスカーフ売り場は人だかりの山です。
しかし私が思うに、旅行でパリに来ているのなら帰りの飛行機の中で買えば、スカーフなどの小物はなにもソルドで買わなくともそう値段に違いはないのだから、ここは思いきってエルメスのソルドならではの大物買いがだんぜんお買い得ではないでしょうか。
日頃、エルメスのブティックでは買うのに勇気がいるようなジャケットとか、靴とか、私はそういう物から見ていきます。私は、ソルドへは初日に行っても最終日でも、自分の所に来る物は必ず私を待っていてくれる、と考えていますので、何もなくてもがっかりしない、よい出会いがあれば買う、という感じで出かけることにしています。
今回は運良く何年かぶりの出会いがあり、トレンチコートを一着購入しました。最も目立つ場所にあったのに残っていて、しかもサイズは、ジャストマイサイズです。私を待っていてくれたとしか思えません。
うきうき気分で88番と72番のバスを乗り継いで帰りました。次回はパリの街パリの人、のお話です。
- 山本 賀世子 (コスメトロジスト)
- 1953年 広島生まれ。 20歳で美容師免許を取得する
- その後エステに転向。化粧品会社勤務を経て1988年に、「美しく、健康な素肌」をテーマに『ティナコレクシオン』を設立。
- 美容相談およびフェイシャルトリートメントをおこなっている
- 国際エステティックライセンス、インファー・ゴールドマスター
★「お手入れをするときに、どんな化粧品を使ったらよいか等のお問い合わせ及び質問は山本賀世子 の主宰するサロン『TINACOLLECTION』へメールでお問い合わせください」







